ハチの巣を自宅やその周辺で作られてしまうと、週辺にハチが増えてしまいます。ハチは基本的にはこちらから被害を与えない限りは攻撃を仕掛けてくることはほとんどありません。
しかしこちらが攻撃を仕掛けたつもりではなくても、ハチは攻撃を受けたとみなしてしまって反撃してくることがあります。
そのようなリスクを減らすためにもハチを捕獲して処分するのが望ましいです。ハチの巣を処分できれば一番いいのですが、それが難しい時はハチトラップを作って取り付けてみましょう。
目次
手作りハチトラップとは
手作りハチトラップとはその名の通り、自分で作るハチをおびきよせるためのワナのことです。
手作りトラップの魅力
ハチによる被害を軽減させるためには、ハチを捕獲して処分することです。ハチの種類によっては強い毒性を持っているため、大きな被害を受ける前に早めの対策が必要になります。
ハチを捕獲するためのグッズもいろいろなものが販売されているのですが、家にある材料などで作れるのが手作りハチトラップです。
手作りトラップ一つで捕獲できるハチは多くはありませんが、複数作成して取り付けることで多くのハチを捕獲することができるようになります。
さまざまな手作りトラップ
手作りトラップにもいろいろな種類があります。日本ではペットボトルを使った手作りトラップの作り方、イギリスではビンを原料として手作りトラップが紹介されています。
調べてみるといろいろなタイプの手作りトラップが見つかりますので、いろいろ試して作ってみるのもいいでしょう。
手作りハチトラップの作り方
手作りトラップを作るときの手順や材料について紹介していきます。
ペットボトルを使った手作りトラップ
用意するものはペットボトル(500ml、1.5ℓ、2ℓ)、誘引剤、手作りハチトラップをくくりつけるための紐などを用意します。
ペットボトルですが大きいサイズのほうが誘引できるハチの数も増えますので、1.5か2ℓのもので作るのがおすすめです。
蓋をしめた状態のペットボトルを用意して、上半分に2~3センチくらいの正方形の穴を切り取って2つ開けます。中に誘引剤を入れてハチが来そうな場所に取り付けておきます。
誘引剤の作り方
誘引剤は市販のものを購入できるのですが手作りで作ることもできます。材料は酢、砂糖、清酒の3つです。
清酒:酢:砂糖をそれぞれ2:1:1の割合で入れていきます。他にも焼酎とオレンジジュース、カルピスと水といった組み合わせの誘引剤もあります。
家にあるものでしかも手間もかからずに作れますので、わざわざ購入しなくても自分で作ったほうがコストもかかりません。
注意点
手作りハチトラップを使用するときや、作成時の注意点について知っておきましょう。
作り方の注意点
ペットボトルなどで手作りハチトラップを作るときには、穴をあけてハチの入り口を作ります。
この時に開ける穴ですが12mmを超えないように注意してください。中の誘引剤に惹かれてハチ以外の昆虫がまぎれこんでくることがあるのですが、入り口が大きくなると大型の昆虫が入り込んでしまう可能性が高くなるからです。
また複数個トラップを設置するときは、それぞれ100メートル程度間隔をはなして設置するようにしてください。
使用時の注意点
誘引剤の効果は設置から2週間ほど経過すると、弱くなってきます。捕獲できたハチの量に関係なく、2週間経過したらトラップを回収して新しい物と交換するようにしてください。
交換時はトラップの周囲をハチが飛び回っていることがありますので、ハチに刺されにくい色の服装(明るめの色)を身に付けて、殺虫剤などを携帯して作業を行うようにしてください。
作業中にハチが飛んでくることもありますので、むやみに追い払ったりしてしまうとハチが攻撃を仕掛けてきますので、静かに飛び去るのを待ちます。
またトラップにかかって死んでいるハチでも、針に刺されることもありますので取り出す際には十分注意してください。
ハチの基礎知識についてはこちら→「スズメバチの基礎知識・被害と効果的な対策まで」