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ハチに刺された時の対処法とアナフィラキシーショックについて

虫刺されで赤く腫れた手

もしもハチに刺されてしまったら、適切な対策が必要です。対策が遅れてしまうと最悪の場合、死に至るほど重篤な被害をもたらすからです。

ハチに刺されたらまずやるべきこと、アナフィラキシーショックの症状や対処法、ハチに刺されないようにするための注意点について紹介していきます。

ハチに刺されたらまずやるべきこと

ハチに刺されてしまったときにやるべきことについて理解しておきましょう。

まずは症状を確認すること

ハチに刺されると症状がハチに刺された患部、全身に出ることがあります。局所的な症状の場合は応急処置が必要になりますが、全身症状が出てきたときは一刻を争いますので急いで病院に行きましょう。

全身症状とは呼吸困難、血圧低下、激しい動機、意識障害などです。これらの症状が現れたら命の危険を伴います。

全身症状が出た時は症状のすすみが早いこともありますので、場合によっては救急車を呼んでも構いません。

応急処置の方法

局所的な症状とはハチに刺された患部が赤くはれあがる、痛みを伴う、かゆみが出るなどの症状です。

刺された部分をよく見て、ハチの針が残っていないかを確認します。針が残っているときはそこに毒が残っていることもありますので、ピンセットなどを使って抜き取りましょう。

刺された場所から毒を出すために流水で患部を洗い流します。毒を吸い出すために口で吸いだしてはいけません。口で吸いだすとそれが体内に吸収されて、しびれなどの他の症状が出る危険があるからです。

ハチの毒に対応できるポイズンリムーバーも販売されていますので、持っていればそれを利用してみましょう。

患部にかゆみの症状が出ることがありますので、抗ヒスタミン剤を患部に塗りましょう。心配な時は皮膚科を受診して、お医者さんにみてもらいます。

ハチ毒アレルギー=アナフィラキシーショックとは?

ハチ毒アレルギーで最も恐ろしいのがアナフィラキシーショックになります。アナフィラキシーショックとはアレルギー症状の一種なのですが、全身に症状が現れて命を脅かすこともあるのです。

ハチ毒アレルギーについて

ハチに一度刺されるとハチ毒アレルギーを持ってしまうことがあります。その状態でさらにハチに刺されてしまうと、アレルギー症状の一種であるアナフィラキシーショックが起こる確率を高めてしまうのです。

しかも過去に2回以上ではなく、短期間に2回以上刺された場合にアナフィラキシーショックの発生リスクが高くなることがわかっています。

アナフィラキシーショックとは

アナフィラキシーショックは皮膚や呼吸器、消化器や循環器など全身に症状が現れるアレルギー反応です。

重篤になると血圧低下や意識障害、呼吸困難の症状が現れて、対応が遅れると命を落とすことにもつながってしまうのです。

しかもハチ毒アレルギーが原因で起こるアナフィラキシーショックは短時間で起こる危険性が高いため、症状の急変に注意が必要です。

アナフィラキシーショックを起こした場合、早急な処置が求められますのですぐに医療機関を受診するようにしましょう。

ハチ刺され対策グッズと刺されないための対策

最近は林や山間部だけでなく、市街地でもハチが多く見られるようになってきましたのでハチ対策をとっておくと万が一の時も慌てずに済みます。

ハチに刺されたときの対策グッズ

ハチに刺されたときの応急処置としては素早く患部の毒を抜くことが重要になってきます。

ハチの毒を吸い出すグッズが販売されていますので、持っていると安心です。また毒だしクリームやかゆみや炎症を抑える抗ヒスタミン系の軟膏なども、常備しておくと安心です。

ハチに刺されないようにするための対策とグッズ

ハチに刺されないように普段から気を付けることも大切です。まずはハチの巣がありそうな場所(山間部など)に出かけるときは服装にも注意しましょう。

ハチは黒などの暗めの色に群がってきますので、白色など明るい色の服を身に付けていきます。また肌を露出しないようにすることも重要です。

さらにハチは強い香りに引き寄せられますので香水などは控えめにしましょう。ハッカやユーカリなどのハーブの香りをハチやその他の虫は嫌うと言われていますので、それらを使って虫除けを作るのも効果的です。

 

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