ミツバチといえばハチミツをせっせと運んでくれる働き者のイメージですが、時には人間を襲ってくることもあるのです。
ミツバチの生態やミツバチに遭遇したときの対策、ミツバチの被害や対策について知っておきましょう。
目次
凶暴なミツバチの生態
ミツバチは基本的には穏やかな性格です。しかし自分や巣が攻撃を受けると、攻撃を仕掛けてきますので注意が必要です。
集団で働くミツバチ
ミツバチはあの小さな体でたくさんの花の蜜を集めてきます。しかしたった1匹の力ではできることに限界がありますので、仲間のハチと協力してさまざまな仕事をこなすのです。
実はミツバチの働きバチはたった1か月しか寿命がありません。その限られた寿命の中でさまざまな仕事をこなすのです。
まず孵化してからは主に巣の中での仕事がメインで、巣の中の掃除や育児を担います。その後は外に出て巣作りやハチミツ集めといった仕事を行うのです。
自分の命をかけて攻撃する
他のハチも敵を攻撃するときは自分の針を使って相手を攻撃します。ミツバチの攻撃方法も同じなのですが、ミツバチは一度針で刺してしまうと自分の命も落としてしまうのです。
つまり命がけで攻撃を仕掛けてくるということです。基本的にはこちらから攻撃を仕掛けてこない限り、ミツバチのほうから攻撃をすることはほとんどありません。
ミツバチが攻撃をしかけてくるということは、自分の命を捨ててまでも巣や仲間を守りたいときです。
ミツバチに遭遇した時の対策
ミツバチに遭遇してしまったときの対策についてみていきましょう
むやみに追い払ったりしないこと
ハチを見ると無条件で刺されるものだと思って、殺虫剤などで攻撃をしたり手で払ったりしようとするでしょう。
しかしそのような行動はミツバチにとって攻撃だと捉えられてしまいます。ミツバチを刺激してミツバチが攻撃をしかけてくるように仕向けてしまうのです。
ミツバチはおとなしい性格で自ら攻撃をしてくるようなことはほとんどありません。ミツバチを見かけたらそっとしておくのが一番です。
怖いときはこっそり逃げる
おとなしい性格だといっても、ミツバチが近くに来るのはあまりいい気分ではありません。刺されてしまったらと考えると、怖いでしょう。
ミツバチから離れたいときは、他のハチに対するのと同じように体勢を低くしてゆっくりと遠ざかればいいのです。
ミツバチの被害と予防策
ミツバチはおとなしい性格ですが 危険が迫ってくると、攻撃をしかけてきます。他のハチと比べると、ミツバチ1匹が持っている毒性も低いのですがだからといって安心してはいけないのです。
アナフィラキシーショックが起こることも
ミツバチに刺されると、他のハチと同じように刺された部分が赤くはれたり、かゆくなったりします。
また以前ハチに刺された経験があると、再度ハチに刺されることでアナフィラキシーショックを発症するリスクが高くなります。
さらにはミツバチ1匹の毒性は低くても、集団で攻撃を受けると強い毒性やハチに刺されたショックによってアナフィラキシーショックが起こりやすくなるのです。
ミツバチの巣には多い時には約3~8万ものハチがいると言われています。もしも巣が攻撃されていると感じたら、おとなしいミツバチでも集団で攻撃を仕掛けてくるのです。
ミツバチの予防策
ミツバチによる被害を避けるためにも、適切な対策を知っておくことが重要になります。
ミツバチの対策としては、むやみに巣に近づかないこと、決してミツバチを攻撃しないことが大切になります。
またミツバチの巣を見つけたときは、たとえ毒性が低いからといって自力で駆除しようと安易に考えてはいけません。
集団で攻撃を受けた場合、大変危険だからです。ミツバチの巣を見つけた時は専門業者に依頼して速やかに巣を駆除してもらうことが大切です。
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